院長の日記
シミの原因は紫外線だけじゃない⁉️
最近、シミが増えてきたという方が多い。
「若い頃、紫外線対策をしてなかったせいかも」
と殆どの人が思っているが本当にそうなのだろうか??
ということは20代に受けた紫外線で発動したメラニン色素が50代になって表面に出てくるという事になる。
実はシミに鍼をすると必ずと言っていいほどその部分が『出血』するのである。
つまり、シミの下は血溜まりになっている。
血だまりは『瘀血』(おけつ)と呼ばれる血の滞りが原因である。
そもそもなぜ、紫外線でシミができるのか、、、
紫外線は細胞を壊す作用があるので、体内に入ってこないようにメラニン細胞が作動して色素を作るのである。
つまり、紫外線を防御する盾の役割なのだ!
夏に日焼けする事で身体を守っているということである。
紫外線が減ってくると、盾は必要なくなるのでターンオーバー(皮膚再生サイクル)と共に角質まで上がって剥がれていく。
そのターンオーバーが正常にできないとメラニン色素が残ってしまうのだ。
それが日焼けによるシミのメカニズムである。
ほらーやっぱり紫外線がシミの原因じゃないか!っとお叱りを受けそうだが、、、
ではなぜ、シミの下が血溜まりになってるのか?
皮膚の再生には血液が必要である。
そのため、皮膚にはビッシリと毛細血管が張り巡らされている。
毛細血管は細胞に栄養を与えて、老廃物を回収する役目をしている。
その毛細血管がうまく働いてないと血溜まりになるのある。
つまり、紫外線もそうだが、それ以外でも毛細血管がキチンと働いてない場所はシミができやすくなるのである。
特に血の巡りが悪くなる40代後半から50代でシミができやすいのはその理由からだ。
その為、レーザーでシミを取っても繰り返すのである。
特にレーザーで薄くてなった皮膚は紫外線や乾燥の影響を受けやすく余計にシミが出来やすい皮膚になってしまう。
一時的に何もない真っ白な肌にこだわるより、シミの少ない健康的な肌である方がこころの安定にもつながるんじゃないかと私は思う。