鍼灸コラム
慢性化しためまいに鍼灸という選択

持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)って?
簡単にいうと急性のめまいの症状が治ってもふわふわした感覚などが続き、慢性化しためまいのことです。
病院では抗うつ薬など薬物療法が有効とされています。
つまり不安や緊張で症状が増強するので、それを抑えることで緩和させるという対処療法です。
症状が続くと余計に不安や緊張が大きくなって悪循環となり慢性化していきます。
めまいは更年期障害、自律神経失調症、精神疾患などでも起こります。
鍼灸治療はPPPDにおいて、自律神経の調整、感覚情報の再統合、筋緊張の緩和、精神的なサポートなど、複数の側面からアプローチしていきます。個々の症状や体質に応じた適切な施術を受けることで、効果的な改善が期待されます。
耳鼻科で症状が治らないめまい!は鍼灸!
茜メソッド認定養成講座が始まりました。

茜メソッド認定養成講座が始まりました。
「鍼灸学校で習った知識は一旦忘れてください。」
こんな一言から講座は始まります。
国試のための予備校では何も理解せぬまま、資格だけ与えられます。
その結果、ほとんどの鍼灸師たちは資格なしでできる仕事につきます。
鍼灸を違う角度から学び、自信を持って鍼灸師として自立することを目的にしています。
私たちは自然の一部であり、宇宙の一員です。
どんなに科学が発達しても、季節は変えられないし、どんなスーパーコンピュータでも宇宙の謎は解明できない。
私たちが生きている世界は「どうにもならないこと」と「分からないこと」がほとんどです。
自然と共存し、宇宙からのエネルギーをもらって生きていることを忘れたまま、ひとを施すことはできない。
まず、鍼灸の技術や学習に入る前に、ひとは『自然の一部であり、宇宙の一員』であるという原点に戻ることが大切です。
現代社会は便利と引き換えに『自然の成り立ち』を無視した生活になっていませんか?
朝日と共に目覚め、身体を使って働き、日本食を食べ、日の入りと共に寝る
そんな生活をしていた昔はこころのバランスを保ち、薬がなくてもある程度の病や怪我は自然治癒していたと思います。
いまさら便利を手放すことは不可能です。
でもいま起こっている、生きづらさや治らない病はどこからきているのでしょうか?
溢れかえった情報に流されるのではなく、そういった疑問を持つことこそがこれならの鍼灸師として生きていく上で重要だと考えています。
美容鍼灸と美容医療の違い

もしかしたら【 エステ < 美容ばり < 美容医療 】と考えてないでしょうか?
エステも美容医療も「肌の質を上げる」「シワをなくす」「シミをとる」といった感じで問題点をピンポイントで捉えて、改善に近づける施術です。
例えは美容皮膚科で「シミをなくしたい」場合レーザをシミのある部分に当てて取り除くのが目的です。
個人差やダウンタウンなどはありますが、結果的にシミは一時的に取り除くことができると思います。
ではそのシミを取り除いたら「あなたは美しくなれましたか?健康になれましたか?幸せになれましたか?」「いえいえ、シミを取っただけで美しくも健康にも幸せにもならならないですよ」とおっしゃる方がほとんどではないでしょうか?
美容医療は「取り除く」ことが目的あり、その先の健康や幸福感は関係ないからです。
ですが、鍼灸は「なぜシミができるのか?」を元に治療をします。
もちろん紫外線や老化など色んな要素が絡んでいますがそもそもシミの下は皮膚の再生がうまく機能していないのです。
シミに鍼で刺すと出血することが多いです。
栄養のない、老廃物の多い血液がかたまっているからです。
血のめぐりが悪とターンオーバーが進んまずシミになりやすいです。
では血のめぐりは顔だけの問題でしょうか?
「肩こり」「頭痛」「むくみ」「くすみ」なども血行不良が原因の場合があります。
そうなると【シミを取る】ではなく、血のめぐりを改善することでシミが出来にくいだけでなく、肩こりが頭痛が改善し、むくみやくすみも取れて健康で美しく変化することになり、幸福度が上がります。
美容鍼灸は美容医療以下なのではなく「取り除く」ではなく「健康で美しく幸せになる」を目的としています。
冷えは万病の元、いやブスの元⁉️にも

身体が冷えるとどうなる?
①細胞や臓器の代謝が悪くなり、再生力が低下します。
↓
シワ、シミ、肌荒れ、太りやすくなる
②血液の運行が滞り、酸素や栄養素が隅々まで行き渡らず、老廃物が蓄積される。
↓
たるみ、くすみ、ゴワゴワ、髪が抜けやすくなる
どんな高価な化粧品よりもコラーゲンやヒアルロン酸の材料を運んでくれる血液は「天然のスーパー美容液」です。
鍼灸は自律神経系に作用し、血管を拡張させ、血流を改善します。
冷え性や低体温は肩こり、頭痛、めまい、耳鳴り、動悸、息切れ、神経痛などの様々な症状が現れてきます。
また、心筋梗塞、脳梗塞、癌、腫瘍などの病気の発症にも関わっています。
それだけでなく、脳への血流不足が原因で鬱などの精神症状が起こることも分かってきています。
冷え性だから、体質だからと簡単に考えず、本気で改善してみませんか?
身体的健康と、心の安定と、若々しい美しさは同じ、、、
冷えないこと、血流を意識することで、心身美を循環させましょう。
3、4、5月 春の3ヶ月の過ごし方

① 春の3ヶ月とは
春の3ヶ月は発陳(はっちん)といいます。
全てのものが発生し、連なり、繁栄するという意味です。
すごく大事な季節です。
でも、春が苦手な方は多いです。
花粉症、五月病、めまい、寝起きが悪いなどなど、、
春の身体は冬眠状態から目覚めた状態と考えます。
真っ暗な部屋から急に直射日光の外に出たらどうでしょうか?
身体もこころもびっくりしますよね、、
気温や日照時間などの急激な変化や入学、入社、引越しなどで身体もこころも対応しききれないことが春の不調の原因です。
ヒトは本来、どんな変化にも恒常性を保つ機能が兼ね備わっていますが、季節に合った生活をすることでその能力を最大限に発揮できます。
②春の3ヶ月の過ごし方
✴︎ 早寝早起き
✴︎ 緩やかな気持ちでゆっくり散歩するように過ごす
植物を見習ってください。
芽吹いたからといって、すぐに成長はしません。
気持ちが昂ぶっているかるからと言って
「急激な労働」や「強い緊張感」は肺が障害され、夏になると、、、
「夏でも寒がる病」になると言われています。
夏は「成長」の季節
春の養生で夏に成長できるようになりますので、ゆっくりスタートを切ってみてはいかがでしょうか?