鍼灸コラム
2025 / 06 / 10 13:39
四十肩、五十肩の日にち薬は長い‼️

よく四十肩、五十肩は聞きますが、六十肩とか七十肩とかは知らないですよね。
つまり、日にち薬は長い可能性があるという事です。
60代や70代になるまで待てますか?
肩関節は肘や膝などの一方方向しか動かない蝶番の様な関節と違い、上腕骨の「球状の頭部(ボール)」が、肩甲骨の「浅いくぼみ(関節窩)」にはまる球関節です。
そのため、「ローテーターカフ(腱板)」などの軟部組織に頼って安定性を保っています。
しかしながら理論上は360°の可動域(実際は筋肉や骨の構造上制限あり)で屈曲+外転+伸展+内転などの組み合わせで多方向に動かせる特徴があります。
そのため、そもそも使い過ぎなどで炎症が起きやすい。
4、50代では加齢により腱や関節包の柔軟性が失われやすくなり、またホルモンバランスの変化により血行不良などが影響しています。
ただ、60代以降は骨が痩せたり、筋力低下などで関節への影響が少なくなり、五十肩の人は減るのです。
ということは確かに日にち薬ですが、老化に伴う変化を待つ間の数年単位で痛みが続くことも多々あるということです。
実際に3年前からずっと接骨院に行ってるとか、何年も整形に通ってるとかおっしゃる方が来院されます。
その間、ゴルフが出来なくなった、スイミングをやめた、自転車に乗れなくなったなんて報告も、、、
いつか治ると思って年単位で好きなことを諦めるのはもったいない。
では
複雑で繊細な肩関節に入り込めるのは?
細い腱にも直接アプローチできるのは?
自律神経に作用して全身の血流やホルモンバランスを整えるのは?
そう!鍼灸です!