鍼灸コラム
鍼灸師国家資格試験のその先 ~独りで臨床に立つ覚悟はあるか?~
就職したからといって、すぐに臨床の現場に立てるとは限りません。
雑務が中心で、なかなか患者さんに触れられないまま、時間だけが過ぎていく現実。
十分に教えてもらえる環境に入れたとしても、そこには、別の難しさがあることも少なくありません。
師匠と弟子という関係性の中での気疲れ。
立場の差から生まれる、理不尽な指導や、パワハラ・モラハラと感じてしまうような関わり。
「学ばせてもらっている立場だから」と、違和感を飲み込みながら、現場に立ち続けている人もいます。
環境は違っても、最終的に患者さんの前に立つのは、いつも「自分ひとり」です
こうした環境の中で、多くの鍼灸師が、「自分は何を拠り所に治療をすればいいのか」分からなくなっていきます。
正解を教えてもらえないまま、けれど患者さんの前には立たなければならない。
そのとき必要になるのは、誰かの答えではなく、自分の中にある判断軸です。
私は技術を増やすことよりも先に、「一人で判断できる視点」を育てることが何より大切だと感じてきました。
身体だけを見るのでもなく、心だけに寄り添うのでもなく、人として丸ごと関わること。
そうした在り方があってこそ、技術は意味を持つのだと思っています。
こうした考え方を、臨床の中で実践できる形にまとめたのが、【茜メソッド認定鍼灸師養成プログラム】です。
このプログラムは、すぐに答えが欲しい人や、手技だけを学びたい人には向いていません。
けれど国試のその先で、独りで臨床に立つことに不安や迷いを感じている方にとっては、ひとつの拠り所になるかもしれません。
今すぐ決めなくて大丈夫です。必要になったときに、思い出してもらえたらと思っています

