鍼灸コラム
冷えは万病の元、いやブスの元⁉️にも
身体が冷えるとどうなる? ― 冷え性が「美容」と「健康」に与える深い影響
芦屋・神戸・西宮でも「冷え性」「低体温」「血流が悪い気がする」というご相談をよくいただきます。
身体が冷えることは単なる不快感ではなく、美容・健康・メンタルのすべてに深く関わる重要なサインです。
ここでは、東洋医学と鍼灸の視点から「冷えの影響」を分かりやすくまとめます。
① 代謝が低下し、細胞の再生力が落ちる
身体が冷えると、細胞・臓器の代謝(ターンオーバー)が悪化します。
代謝が落ちると、肌や身体の“修復力”がうまく働かなくなり…
• シワ
• シミ
• 肌荒れ
• 太りやすくなる
といった、美容トラブルにつながります。
これは冷え性でよく検索される
「冷え 美容」「冷え 肌荒れ」「冷え 太る」
にも深く関係しています。
② 血流が滞り、老廃物が蓄積する
冷えによって血行が悪くなると、
酸素・栄養が隅々まで届かず、老廃物だけが溜まりやすい状態になります。
その結果、
• たるみ
• くすみ
• ゴワつき
• 髪が抜けやすい(薄毛の原因にも)
など、全身の美容ダメージにつながります。
血液は、どんな高価な美容液よりも【天然のスーパー美容液”】と言われています。
コラーゲンやヒアルロン酸の材料を運んでいるのも血液です。
冷え性と自律神経の関係 ― 心の不調にもつながる
冷えは単なる体質ではなく、
自律神経の乱れ(交感神経過剰・副交感神経低下) と深く関わっています。
血流が悪くなると起こりやすい症状:
• 肩こり
• 頭痛
• めまい
• 耳鳴り
• 動悸
• 息切れ
• 神経痛
さらに、医学的にも
• 心筋梗塞
• 脳梗塞
• 癌・腫瘍
などの発症リスクにも「血流の悪さ」が関わると言われています。
そして近年わかってきているのが、
脳の血流不足は【鬱・不安・メンタル低下】にも影響するということ。
身体が冷えると、心も揺らぎやすくなるのです。
鍼灸による冷え改善 ― 東洋医学が得意とする分野
鍼灸は、
自律神経に働きかけ、血管を拡張し、血流を改善する ことが多くの研究で示されています。
• 冷え性
• 低体温
• 血行不良
• 自律神経の乱れ
• 慢性疲労
• めまい・耳鳴り
これらは、東洋医学的アプローチが非常に効果を発揮する領域です。
冷え性は「体質だから」ではありません。改善できます。
冷えを放置すると、
肌・身体・心のすべてに影響します。
しかし逆に、
「温かい身体」=健康・美容・メンタルの土台が整う ということ。
身体的健康と心の安定、そして若々しい美しさはつながっています。
冷えない身体、流れる血流。
それが 心身美を循環させるいちばんシンプルな方法 です。
どうか「冷え性だから体質だから」と思わず、
一度、本気で改善してみませんか?
3、4、5月 春の3ヶ月の過ごし方
① 春の3ヶ月とは
春の3ヶ月は発陳(はっちん)といいます。
全てのものが発生し、連なり、繁栄するという意味です。
すごく大事な季節です。
でも、春が苦手な方は多いです。
花粉症、五月病、めまい、寝起きが悪いなどなど、、
春の身体は冬眠状態から目覚めた状態と考えます。
真っ暗な部屋から急に直射日光の外に出たらどうでしょうか?
身体もこころもびっくりしますよね、、
気温や日照時間などの急激な変化や入学、入社、引越しなどで身体もこころも対応しききれないことが春の不調の原因です。
ヒトは本来、どんな変化にも恒常性を保つ機能が兼ね備わっていますが、季節に合った生活をすることでその能力を最大限に発揮できます。
②春の3ヶ月の過ごし方
✴︎ 早寝早起き
✴︎ 緩やかな気持ちでゆっくり散歩するように過ごす
植物を見習ってください。
芽吹いたからといって、すぐに成長はしません。
気持ちが昂ぶっているかるからと言って
「急激な労働」や「強い緊張感」は肺が障害され、夏になると、、、
「夏でも寒がる病」になると言われています。
夏は「成長」の季節
春の養生で夏に成長できるようになりますので、ゆっくりスタートを切ってみてはいかがでしょうか?

